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メールで添付ファイルが送れない原因と安全な送り方3選|無料・インストール不要
メールで添付ファイルが送れない原因(容量制限)と、ファイル圧縮・クラウドストレージ・ファイル転送サービスの3つの安全な送り方を、セキュリティ企業の視点で比較・解説。各方法の注意点や、無料・インストール不要で誤送信も防げる方法も紹介します。
メールで大きいファイルを送るには
容量制限は「ファイル圧縮・クラウドストレージ・ファイル転送サービス」で回避できます。さらに機密ファイルは、これらで送る前にファイル自体を暗号化する「事前暗号化」を組み合わせると、どの方法で送っても内容が保護されます。
| 状況 | 推奨方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 社内・身内でのやり取り | クラウドストレージ(Google Drive、OneDrive) | 操作が簡単で費用が安い |
| 一般的なビジネス利用 | ファイル転送サービス | 相手にアカウント作成を求めない |
| 継続的なファイル交換 | クラウドストレージの共有フォルダ | 都度のアップロード操作が不要 |
| 機密性の高いファイル・個人情報を含むファイル | 上記の方法+事前暗号化(カギスル) | ファイル自体が暗号化されるため、サーバー上やネットワーク上での漏洩リスクを大幅に軽減。 |
各方法の詳しい手順は以下で解説します。なお機密ファイルの共有については自治体・官公庁における安全なファイル共有もあわせてご覧ください。
メール容量制限の現状
主要メールサービスの添付ファイル容量制限は以下の通りです:
| メールサービス | 容量制限 |
|---|---|
| Gmail | 25MB |
| Outlook.com | 20MB |
| Yahoo!メール | 25MB |
これらの制限を超えるファイルを送信しようとすると、エラーメッセージが表示され、メールの送信自体ができなくなってしまいます。
解決方法1:ファイル圧縮で容量を減らす
ZIP圧縮の手順(Windows)
手順1:ファイルを選択
- 送信したいファイルを右クリック
- 「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」を選択
手順2:圧縮ファイルの確認
- 元ファイルと同じ場所にZIPファイルが作成される
- ファイルサイズを確認して制限以下になっているかチェック
圧縮効果の目安
| ファイル種類 | 圧縮効果 |
|---|---|
| テキストファイル | 20-30%削減 |
| 40-50%削減 | |
| 画像ファイル(JPEG) | ほぼ効果なし |
| 動画ファイル | ほぼ効果なし |
参考:https://vanilla-ice.info/compression-ratio/
パスワード付きZIP(PPAP)は推奨されない
「鍵付きZIP(パスワード付きZIP)を作ればメールで安全に送れる」と考える方は多いですが、現在は推奨されません。Windows標準機能ではパスワード付きZIPを作成できず、7-Zip などのツールが必要なうえ、以下の問題があります。
- パスワードを同じ経路(メール)で送りがち:盗聴されれば暗号化の意味がない
- マルウェア検査をすり抜ける:暗号化ZIPは中身をウイルススキャンできず、危険なファイルの温床になる
- 多くの企業・自治体で受信拒否:内閣府も2020年にPPAP(パスワード付きZIPの自動送信)廃止を発表している
パスワードに依存しない暗号化方式(後述の「事前暗号化」)の方が安全です。
解決方法2:クラウドストレージで共有する
Google Driveを使った共有方法
手順1:ファイルをアップロード
- Google Driveにアクセス
- 「新規」→「ファイルのアップロード」でファイルを選択
- アップロード完了まで待機
手順2:共有リンクの作成
- アップロードしたファイルを右クリック
- 「共有」を選択
- アクセス範囲を設定(セキュリティを重視するなら、「リンクを知っている全員が閲覧可」ではなく、受取人のメールアドレスを指定して共有するのがおすすめ。ただし相手にGoogleアカウントの作成・ログインを依頼する必要があります)
- 「リンクをコピー」をクリック
手順3:メールでリンクを送信
- コピーしたリンクをメール本文に貼り付けて送信
- 相手はリンクをクリックしてファイルをダウンロード
OneDriveやDropboxでも同様の手順
各サービスとも基本的な流れは同じです:
- ファイルをクラウドにアップロード
- 共有リンクを生成
- リンクをメールで送信
機密ファイルのクラウド共有は推奨されない
クラウドストレージの共有リンクは手軽ですが、機密性の高いファイルの共有には推奨されません。以下の構造的な弱点があります。
- 設定ミスで意図せず公開される:「リンクを知っている全員が閲覧可」の設定により、URLが漏れれば本来の宛先以外もアクセスできてしまうリスクが常にある
- 平文のままクラウドに保管される:暗号化されていないファイルがサーバー上に保存されるため、サービス側の漏洩や不正アクセスの標的になりやすい
機密ファイルを共有する場合は、アップロード前に「事前暗号化」しておくことで、これらのリスクを大幅に軽減できます。
解決方法3:ファイル転送サービスを使う
主要なファイル転送サービス
| サービス名 | 無料容量制限 | 保存期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ギガファイル便 | 300GB | 最大100日間 | 国内サービス、登録不要 |
| firestorage | 300GB | 最大14日間 | シンプルな操作 |
| WeTransfer | 2GB | 7日間 | 海外サービス、デザイン性◎ |
ギガファイル便の使用手順
手順1:ファイルのアップロード
- ギガファイル便のサイトにアクセス
- 「ファイルを選択」でファイルを選ぶ
- 「アップロード」ボタンをクリック
手順2:ダウンロードURLの取得
- アップロード完了後、ダウンロードURLが表示される
- このURLをコピーしてメールで送信
手順3:相手への通知
- メールにダウンロードURLを記載
- 保存期間(通常7-100日)を明記
機密ファイルのファイル転送サービス利用は推奨されない
ファイル転送サービスはアカウント不要で手軽ですが、機密性の高いファイルの共有には推奨されません。クラウドストレージと同様の構造的な弱点があります。
- URLを知る全員がアクセスできる:ダウンロードURLが漏洩・転送されれば、本来の宛先以外もファイルを取得できてしまう
- 平文のままサーバーに保管される:暗号化されていないファイルが一定期間サーバー上に保存されるため、漏洩リスクが残る
- パスワードを設定しても別送の手間が残る:ダウンロードURLにパスワードをかけられるサービスもあるが、同じメールで送れば盗聴時に無意味で、別経路で伝えれば手間が増える(パスワード付きZIPと同じ問題)
機密ファイルを送る場合は、アップロード前に「事前暗号化」しておくことで、これらのリスクを大幅に軽減できます。
ファイルを暗号化してから共有するのがおすすめ
ここまでご紹介してきたように、ファイル圧縮・クラウドストレージ・ファイル転送サービスといった一般的な共有方法は手軽ですが、セキュリティ面では課題があります。
機密性の高いファイルの場合、これらの方法で共有する前にファイル自体を暗号化することで、より安全な共有が可能になります。
暗号化ファイル共有「カギスル」
カギスルは、パスワードや共有リンクが不要のファイル暗号化・共有サービスです。メールアドレスで指定した受取人だけがファイルをひらけるように暗号化し、受取人は復号時にワンタイムコード認証で本人確認します。暗号化したファイルは、メールやチャットで送ったり、カギスルのクラウドにアップロードして送ったりできます。

メリット
- 大容量ファイルに対応:無料プランでも1ファイル2GBまで、有料プランならサイズ無制限で送信できる。メールの添付容量制限を気にせず、大きなファイルもそのまま安全に共有できる
- パスワード共有不要:公開鍵暗号方式により、受信者本人だけが開ける形にファイルを暗号化する。ワンタイムコード認証や生体認証(パスキー)で本人確認するため、パスワードを別経路で共有する必要がない
- クライアントサイド暗号化:暗号化・復号はすべて利用者の端末上で行われ、サーバーは暗号化されていないファイルを保持しない(ゼロトラスト設計)
- 誤送信防止:万が一リンクが漏洩しても、受信者本人以外は復号できないため内容は保護される
- インストール不要:受信者は特別なソフトのインストール不要で、ブラウザから復号できる
- アクセス履歴記録:いつ、誰がファイルにアクセスしたかを記録する

まとめ
メールの容量制限は、ファイル圧縮・クラウドストレージ・ファイル転送サービスを使用することで送信できます。特に機密性の高いファイルや個人情報を含むファイルは、カギスルでの事前暗号化をした上で、これらの方法を取ることを推奨します。使い慣れた共有方法を変えずに、誤送信や漏洩のリスクを大幅に減らせます。
よくある質問
- Q. 圧縮してもファイルサイズが変わりません。どうすればよいですか?
- 画像・動画ファイルはすでに圧縮されているため、ZIP圧縮ではほとんど削減できません。これらはクラウドストレージやファイル転送サービスでの共有が適しています。
- Q. ファイルを安全に共有するにはどうすればよいですか?
- 機密性の高いファイルの場合は、カギスルで事前にファイルを暗号化してから従来の方法で共有することを強く推奨します。暗号化されたファイルであれば、万が一リンクが漏洩してもファイル内容は完全に保護されます。
- Q. パスワード付きZIP(鍵付きZIP)でメールに添付すれば安全ですか?
- 現在は推奨されません。パスワードを同じメール経路で送りがちで、盗聴されれば暗号化の意味がありません。また暗号化ZIPは中身をウイルススキャンできず、危険なファイルの温床になります。内閣府は2020年にPPAP(パスワード付きZIPの自動送信)の廃止を発表しており、多くの企業・自治体で受信が拒否されています。
- Q. 会社でパスワード付きZIPが禁止されています。代わりに何を使えばよいですか?
- 公開鍵暗号方式を採用したファイル施錠サービス「カギスル」が利用できます。受信者本人だけがファイルを開ける形に暗号化でき、パスワードの共有が不要です。暗号化・復号はすべて利用者の端末上で行われ、サーバーは暗号化されていないファイルを保持しません。暗号化したファイルを既存のメールやクラウドで送れるため、ワークフローを変えずにセキュリティ要件を満たせます。無料・インストール不要で利用を始められます。